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介護保険サービスの種類一覧【サービス内容や利用方法を解説】

「介護保険サービスは様々な種類があってよく分からない」とお悩みの方はいませんか?

介護保険サービスとは、介護保険制度に基づいて、1〜3割の自己負担で介護や介護予防のサービスが受けられる制度です。全部で26種類もあるため、何をどう活用すべきか分からなくなるのも無理はありません。

そこで、今回は介護保険サービスの種類を一覧表にしてご紹介します。それぞれのサービス内容や活用方法も解説するので、どの介護サービスが良いかお悩みの方はぜひ参考にしてください。

目次

介護保険サービスにはどんな種類がある?

介護保険サービスとは何のことを指し、どのような種類があるのでしょうか。詳しく確認していきましょう。

介護保険サービスとは

介護保険サービスとは「65歳以上の要支援・要介護者」または「40〜64歳の特定疾患を持つ要支援・要介護者」が、1〜3割の自己負担額で介護サービスが受けられる制度です。

自己負担額は収入に応じて決められ、残りの7〜9割は国民が支払う介護保険料や国の財源によってまかなわれています。

要支援1・2に認定されている方は「介護予防サービス」、要介護1〜5に認定されている方は「介護サービス」を受けることが可能です。

介護保険サービスの種類一覧表

介護保険サービスは全部で26種類あります。目的ごとに受けられる介護保険サービスを、以下の一覧表にまとめました。

介護の相談をする居宅介護支援・介護予防支援
自宅に訪問訪問介護(ホームヘルプ)
訪問入浴介護
訪問看護
訪問リハビリテーション
夜間対応型訪問介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
施設に通う通所介護(デイサービス)
通所リハビリテーション(デイケア)
療養通所介護
地域密着型通所介護
認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)
施設で生活する介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
介護老人保健施設
特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム、軽費老人ホーム等)
介護療養型医療施設
介護医療院
宿泊する短期入所生活介護(ショートステイ)
短期入所療養介護(医療型ショートステイ)
訪問・通い・宿泊を組み合わせる小規模多機能型居宅介護
看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)
住み慣れた地域で生活する認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護
生活環境を整える福祉用具貸与(レンタル)
特定福祉用具販売

それぞれの介護保険サービスの、詳しいサービス内容を解説していきます。

以下の表の見方
  • 「予防」:要介護1・2で受けられる「介護予防サービス」の提供あり
  • 「地域」:施設がある市区町村にお住まいの方が利用可能な地域密着型サービス

介護の相談をする

介護保険サービスサービス内容
居宅介護支援・介護予防支援利用者の心身状況・環境などに応じてケアプランを作成し、関係機関に連絡や調整を行う

居宅介護支援・介護予防支援は、利用者が出来る限り自宅で自立した生活を送るためのサービスです。要介護1〜5の方は居宅介護支援、要支援1・2の方は介護予防支援が受けられます。

介護保険サービスを利用するための基礎となるサービスなので、利用者の自己負担はありません

自宅に訪問

利用者が、出来る限り自宅(または軽費老人ホームや有料老人ホームなどの居室)で自立した生活を送るためのサービスです。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
訪問介護(ホームヘルプ)利用者の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの介助を行う
訪問入浴介護利用者の自宅を訪問し、持参した移動式浴槽などで入浴の介助を行う
訪問看護看護師などが利用者の自宅を訪問し、健康状態の観察や病状悪化の防止などを行う
訪問リハビリテーション理学療法士などが利用者の自宅を訪問し、心身の機能の維持回復などを行う
夜間対応型訪問介護夜間の定期的な巡回などで利用者の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの介助を行う
定期巡回・随時対応型訪問介護看護定期的な巡回などで利用者の自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの介助や看護を行う

施設に通う

孤独感の解消・心身機能の維持回復・家族の介護負担の軽減などを目的に、自宅から施設に通って介護などを受けられるサービスです。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
通所介護(デイサービス)施設に通う利用者に、食事や入浴の介助・リハビリなどを日帰りで提供する
通所リハビリテーション施設に通う利用者に、食事や入浴の介助・リハビリなどを日帰りで提供する
地域密着型通所介護施設に通う利用者に、食事や入浴の介助・リハビリなどを日帰りで提供する
療養通所介護施設に通う難病・認知症・がん末期などの利用者に、食事や入浴の介助・リハビリなどを日帰りで提供する
認知症対応型通所介護(認知症デイサービス)施設に通う認知症の利用者に、食事や入浴の介助・リハビリなどの専門的ケアを日帰りで提供する

施設で生活する

自宅での生活に不安がある方を受け入れ、利用者の日常生活のサポートを行います。介護施設にはそれぞれ入居条件が設けられているため、注意してください。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
介護老人福祉施設特別養護老人ホームで要介護度が高い方を長期間受け入れ、食事や入浴の介助・リハビリなどを提供する
介護老人保健施設在宅復帰を目指す方を一定期間受け入れ、介護・医療・リハビリなどを提供する
特定施設入居者生活介護有料老人ホームや軽費老人ホームなどで利用者を一定期間受け入れ、介護・リハビリなどを提供する
介護療養型医療施設療養が必要な方を長期間受け入れ、介護・医療・リハビリなどを提供する
介護医療院療養が必要な方を長期間受け入れ、介護・医療・リハビリなどを提供する

宿泊する

孤独感の解消・心身機能の維持回復・ご家族の介護負担の軽減などを目的に、短期間の宿泊を受け入れるサービスです。家族が旅行や冠婚葬祭で介護をできない場合でも、サービスを利用できます。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
短期入所生活介護ショートステイのこと。利用者を短期間受け入れ、食事や入浴の介助・リハビリなどを提供する。
短期入所療養介護医療型ショートステイのこと。利用者を短期間受け入れ、食事や入浴の介助・医療・リハビリなどを提供する。

訪問・通い・宿泊を組み合わせる

自宅への訪問・施設への通い・宿泊を、1つの事業所に依頼できるサービスです。顔なじみのメンバーが総合的なケアをしてくれるので、環境の変化が苦手な方でも利用しやすいでしょう。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
小規模多機能型居宅介護自宅への訪問・施設への通い・宿泊を組み合わせて、介護やリハビリなどを提供する
看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス)自宅への訪問・施設への通い・宿泊を組み合わせて、介護や看護などを提供する

住み慣れた地域で生活する

「地域密着型サービス」と呼ばれ、なじみの土地でアットホームなサービスを受けられるのが特徴です。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
認知症対応型共同生活介護グループホームで認知症の利用者を長期間受け入れ、食事や入浴の介助・リハビリなどの専門的ケアを提供する
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護小規模な特別養護老人ホームで利用者を受け入れ、食事や入浴の介助・リハビリなどを提供する
地域密着型特定施設入居者生活介護小規模な有料老人ホームや軽費老人ホームなどで利用者を受け入れ、食事や入浴の介助・リハビリなどを提供する

生活環境を整える

出来る限り自宅で自立した生活ができるよう、心身状況や環境に合わせた福祉用具のレンタル・購入が可能です。

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介護保険サービスサービス内容予防地域
福祉用具貸与要介護度に応じ、車椅子や歩行器などの福祉用具のレンタルサービスを提供する
特定福祉用具販売要介護度に応じ、入浴や排泄に用いる福祉用具を販売する

適切な種類の介護保険サービスを利用する方法

介護保険サービスには様々な種類があり、どのように活用したら良いかよく分からないですよね。ここでは利用者に適した介護保険サービスの利用方法について、お伝えします。

要支援・要介護認定を受ける

介護保険サービスを利用するには、要支援や要介護に認定されている必要があります

  • 一人での生活に不安を感じ始めた
  • 日常生活に介護が必要になってきた
  • 家族による介護の負担が増えた

以上のような方は、要介護認定を申請しましょう。申請方法や必要な書類は自治体によって異なるため、まずはお住まいの市区町村の窓口へご相談ください。

ケアプランを作成してもらう

介護保険サービスを利用するためには、「どのサービスをいつ受けるのか」を記したケアプランの作成が必要です。ケアプランの作成は、要支援と要介護の場合で窓口が異なるのでご注意ください。

要支援1・2に認定された場合は、自治体の地域包括支援センターを通して、介護予防ケアプランを作成してもらいます。一方、要介護1〜5に認定された場合は、居宅介護支援事業所に在籍するケアマネージャーがケアプランを作成します。

ケアプラン作成時には本人や家族の意向も取り入れられるため、普段の介護で困っていることや、利用したい介護保険サービスがあれば、気軽に伝えましょう。

支給限度額内で利用する

自宅で介護が受けられる「居宅サービス」などを利用する場合、要介護度によって利用限度額が定められています。「区分支給限度額」とも呼ばれる限度基準は、以下の通りです。

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要介護度区分支給限度額(単位)サービス利用にかかる費用(10割額)
要支援15,03250,320円〜57,364円
要支援210,531105,310円〜120,053円
要介護116,765167,650円〜191,121円
要介護219,705197,050円〜224,637円
要介護327,048270,480円〜308,347円
要介護430,938309,380円〜352,693円
要介護536,217362,170円〜412,873円

介護保険サービスは、種類ごとに1単位あたりの単価が決められています。1ヶ月間の利用が限度額の範囲内であれば、1〜3割の自己負担で介護保険サービスを受けることが可能です。

限度額を超えてしまってもサービスは受けられますが、超過分は全額自己負担となりますので注意しましょう。

経済的負担が大きくなってしまった場合は「特定入所者介護サービス費」や「高額介護サービス費」など、負担軽減につながる制度も用意されています。詳細はお住まいの自治体窓口にてご確認ください。

介護保険外サービスも検討する

介護保険では提供できない「介護保険外サービス」には、便利なサービスがたくさんあります。介護保険サービスよりも費用はかかりますが、利用対象者や利用シーンの制限が少ないのがメリットです。

人気の高い介護保険外サービス
  • 家事代行サービス
  • 見守りサービス
  • 食事配達サービス
  • 移送・送迎サービス

同居家族の家事援助や、趣味のための外出援助など、介護保険内では提供されないサービスを受けたい方は、介護保険外サービスも検討してみると良いでしょう。

まとめ

介護保険サービスには、様々な種類があります。利用者の心身状態や要介護度によって利用できるサービスが異なるので、利用時には地域包括支援センターやケアマネージャーなどに相談するのがスムーズです。

介護保険サービスを上手く使い分け、利用者とご家族にとって快適な生活を送りましょう。

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