介護をしていると、ついイライラしてしまうことがありますよね。大切な家族をケアしているのに、感情がコントロールできず、自分に腹を立ててしまうことも。
その結果、自己嫌悪に陥り「自分はダメだ」と思う瞬間があるかもしれません。
しかし、イライラと自己嫌悪は、多くの介護者が経験する自然な感情です。大切なのは、その感情に気づいて、どう対処するかです。
本記事では、介護のイライラや自己嫌悪で悩んでいる方へ向けて、アドバイスと解決策をご紹介します。
イライラと自己嫌悪を抱え込むのは危険!
介護は長期にわたることが多く、イライラと自己嫌悪を抱え込みすぎると、心身の健康を損なう危険性があります。
また、介護をする方が体調を崩すと、介護を受けている家族にも大きな影響が及びます。
そのため、自分自身を大切にすることも、介護の一環であると考えましょう。
介護とどう向き合っていくかを見直して、あなた自身も介護を受ける家族も、適切なサポートを受けることが重要です。
介護のイライラ・自己嫌悪を和らげるためのアドバイス
ここでは、介護によるイライラや、自己嫌悪を和らげるためのアドバイスをご紹介します。
一人の時間をつくる
介護に追われていると、つい自分の時間を忘れてしまいがちです。イライラや自己嫌悪は、心に余裕がなくなるほど強くなります。
心に余裕を持つためにも、自分自身をケアするための一人の時間をつくりましょう。少しの時間でもリフレッシュできれば、気持ちが楽になります。
散歩をしたり、趣味の時間を取り入れたりするだけで、気持ちがリセットされることもあります。
誰かに話を聞いてもらう
介護に関する悩みやストレスを一人で抱え込むと、大きな負担となります。
家族や友人、または介護に詳しい専門家に話を聞いてもらうことで、感情が整理でき、心が軽くなることがあります。
話すことで、新しい視点やアドバイスが得られることもあるため、気軽に相談してみましょう。
他者に頼る勇気を持つ
すべて自分で抱え込むと、イライラや自己嫌悪に陥りやすくなります。
介護サービスや周囲のサポートを得ることは、自分を守るためにも大切です。
少しでも手を借りることで、自分の時間を確保しやすくなるので、心にゆとりが生まれます。
介護の負担を軽減するための介護サービス
介護の負担を軽減するための主な介護サービスを3つご紹介します。
なお、介護サービスを利用するにはケアマネージャーへの相談が必要です。担当のケアマネージャーがいる場合は、以下のサービスを参考に相談してみましょう。
もしケアマネージャーがいない場合は、お住まいの地域にある地域包括センターに相談してみてください。
レスパイトケアを活用する
レスパイトケアとは、介護をする方が一時的に休息を取るためのサービスです。
短期間、介護が必要な家族を専門施設にまかせることで、心身ともにリフレッシュできる機会を得られます。
定期的にレスパイトケアを使用することで、介護疲れを軽減し、家族との良好な関係を保つことができます。
在宅介護サービスを利用する
在宅介護サービスは、自宅に訪問してもらう「訪問型サービス」と、自宅から施設へ通う「通所型サービス」などがあります。
それぞれの代表的なサービスと、その内容をご紹介します。
訪問型サービス
訪問型サービス名 | サービス内容 |
---|---|
訪問介護 | 介護士が食事や排せつ、入浴の介助などの身体介護サービスを提供。 |
訪問看護 | かかりつけ医の指示のもと、看護師や保健師が病気や障害に基づく看護を提供。 |
訪問入浴介護 | 介護士と看護師(または准看護師)が訪問し、浴槽を運んで入浴をサポート。※自宅での入浴が困難な方 |
訪問リハビリテーション | かかりつけ医の指示のもと、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士がリハビリを提供。 |
訪問型介護サービスを利用することで、自宅での介護負担が軽減します。
通所型サービス
通所型サービス名 | サービス内容 |
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通所介護(デイサービス) | 食事や入浴、機能訓練などの介護サービスを提供。 |
通所リハビリテーション(デイケア) | かかりつけ医の指示のもと、病院や診療所、介護老人保健施設などに通い、機能回復訓練を提供。食事や排せつなどの支援もある。 |
通所型サービスを利用することで、介護をする方は自由な時間を確保しやすいです。
施設への入所を検討する
レスパイトケアや在宅介護サービスを利用しても、介護の負担が大きすぎる場合は、施設の入所を検討してもよいでしょう。
最適なケアを提供するためには、専門の施設を利用することも重要な選択肢です。
施設で家族をみてもらうことは決して家族を見放すことではなく、プロの手によって最適なケアをしてもらう一つの方法です。
介護の情報を得ることも大切
介護は感情的な負担だけでなく、情報不足によってもさらにストレスが増すことがあります。
介護に関する情報や利用できるサービスなど、必要な知識を得ることは、介護の負担の軽減だけでなく自分自身のケアにも繋がります。
情報はインターネットや地域の介護サービス、ケアマネージャーを通じて得ることが可能です。その中でも、インターネットは気軽に自分のペースで情報を集められる利点があります。
特に、介護に特化した情報サイトであれば、信頼性の高い情報を安心して得ることができます。その結果、より良い介護の選択が可能になるでしょう。
介護のイライラと自己嫌悪は『tsunaguwa』で解決
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充実した介護の情報を活用することで、心に余裕が生まれるため、介護のイライラや自己嫌悪が軽減されます。
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