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『退院の時に介護が必要になるのはどんな場合?』

目次

突然自分や家族に降りかかってくる「ケガ」や「病気」。

「自分の身内が突然病気になり入院が必要になった」という経験をされたことはありますか?

「腹痛で救急外来に受診したら、手術が必要な病気になった」

「胸が苦しくて病院に運ばれ心筋梗塞でカテーテル治療をした」

「脳梗塞で突然倒れた」

など、いつ・どんなタイミングで病気になるかはわかりません。若いうちは確率も少ないですが、年齢がすすみ高齢になってくると、突然病気になるケースも増えてくるでしょう。

しかし、病気のケアは大がかりな手術や薬による治療だけではありません。病気の治療による体へのダメージがあまりに重い場合、直接自宅に戻れず、介護施設やリハビリ病院などに転院しながら長期間ケアが必要になるケースもあるのです。

では、いったいどういったケースで退院の時も継続的に介護が必要になるのか。具体的なケースを見ていきましょう。

70歳女性のMさん。突然の腹痛で病院にいったら・・・?

今まで病気とは無縁の生活を送っていた、70歳女性Mさんのケースです。Mさんはもともと30歳の時に結婚。2人女の子を出産し、今は2人ともそれぞれの家庭に入りました。

しかし、Mさんにも1年前に不幸が訪れます。突然の旦那さんの死別。心筋梗塞でした。

ショックは大きく、徐々に体力も低下します。2人の娘さんも「今後はどうしようか」そんな矢先のことでした。

Mさんに激しい腹痛が出てきたのです。何日も便がでなくなったと思ったら、おならも出なくなりました。そして突然の腹痛でだんだん波が大きくなってきます。あわてて病院にかけこみました。

腹部CTをとったところ、大腸がんが腸をふさいでいて「腸閉塞」の状態だったのです。S状結腸という、肛門に近い癌でした。緊急的に手術が行われました。癌を取り除き、幸い腸の状態はそこまで悪くなっておらず、人工肛門をせずに直接腸をつなぐことができました。

手術は成功。幸い事なきを得ましたが、、、生活は一変しました。

突然の病気の宣告。突然の手術。突然の入院生活。。。

食べていたものも全く違う食事になり、手術のケガで思うように体が動きません。「まさか自分がだったなんて・・・」。ショックでなかなか思うように食事もすすみません。

もともとMさんは気も弱く、落ち込みがちになりました。リハビリや精神ケアなどを行っていましたが、だんだん体力が弱ってしまいました。

このように食事がすすまないと、もともとの筋力の弱さが加速していき、思うような生活ができなくなっていきます。そこで「退院調整」が行われることになりました。

ケアマネージャーさんや看護師さん、医師や家族の方が話し合って今後の方針を決めるのです

Mさんの場合は、歩行や基本的な動作に介助が必要になっていた状態です。また、認知機能も少し低下していまいました。

75歳の旦那さんはしっかりしていますが、2人暮らしはなかなか難しそうです。

この病院は手術や治療を担当する「急性期病院」。いつまでも入院することはできません。

そのため、一度リハビリ病院を経由しながら経過をみる方針となりました。

リハビリ病院である程度リハビリをすすめながら長期的な方針を決める事になったMさん。最終的には、今の介護状態と2人の娘さんの家庭状況を考えて「介護施設に入所」という選択になりました。

急性期医療 重い病気や大けがを抱えた患者の症状が安定するまで、短期、集中の手厚い治療やケアを提供する医療機能。急性(acute)期を経て、回復(convalescent)期病床でリハビリを受けたり、退院したりする。長期療養する場合は慢性(chronic)期の病院に移る。平均入院日数は慢性期のおよそ1年に対し、急性期は約2週間と短い。救急や集中治療室(ICU)など、より緊急度の高い患者を診る高度急性期もある。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA1721N0X10C22A6000000/

まとめ

いつでも対処できるように「備え」が必要

今回は、退院時に介護施設になるケースについて紹介していきました。実はこうしたケースは非常によくあることです。

だからこそ、普段から「親の介護はどうすべきか」真剣に考える機会をつくることが大切ですね。今後も介護に関し

て情報発信していきます!ぜひ介護の参考にしてください。

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