こんな人は要注意?!ケアマネージャーとの出会いから始まる、あなたと高齢者の幸せな介護人生

あなたは、突然訪れるかもしれない親の介護問題に、どう対応しますか?

「まだ元気だし、先のことだから…」とか「親の手元に介護保険証が届いたから、安心!」と、思っていませんか?

実は、介護保険証というのは、ただ持っているだけでは、介護保険サービスは受けられません。
いざという時に介護保険サービスが使いたくても、何も手続きを行っていなければ、すぐには使えないのです。

では一体どうすれば、介護保険のサービスを受けられるようになるのでしょうか。

目次

介護保険証が使えるようになるまでの手順

STEP
介護認定の申請をする

ケアマネージャーに代行してもらうことも可能です

STEP
専門家による様々な審査を経て、認定結果が届く

申請から約30日以内で結果が出ます。

STEP
要支援・要介護の認定結果が出たら、ケアプランを作成する

介護の計画は、ケアマネージャーと相談しながら進めます。

STEP
介護保険サービスの利用開始!

介護サービス提供の事業所と契約をした後、各種サービスが受けられます。

ケアマネージャーは、初めて介護を受ける本人とご家族、事業所をつなぐ、大事な役割があります。

今回は、介護のことなら何でも相談できる、高齢者とご家族の心強い味方、ケアマネージャーについて、ご説明します。

ケアマネージャーとは?

ケアマネージャーは「介護支援専門員」のことを指します。介護に関する多くの知識と、現場での豊富な経験が必要なため、合格率は近年では約20%前後となっており、他の介護資格と比較すると、難易度が高めの資格であるといえます。

参考までに、国家資格の「介護福祉士」の合格率は約60%前後です。この介護福祉士に合格した後に、さらなるスキルアップを目指して、ケアマネージャーへの道を目指す人もいます。

どんな仕事をする人?

ケアマネージャーの仕事は多岐に渡りますが、主にこれらの業務内容があります。

  • 介護認定のための調査や手続き
  • 高齢者本人や家族、医療介護関係者と話し合いながら、介護の計画を立てる(ケアプラン
  • 介護保険サービスに関する各種書類の作成
  • 高齢者が介護保険のサービスを実際に受けられるようになったら、定期的に様子を見に行って確認モニタリング)する

つまり、高齢者の介護認定の手続きから、実際に介護保険サービスを受けるまで、さらにその後のアフターフォローまで、長期間のサポートをするお仕事です。

介護福祉士との違いは?

介護福祉士は、実際に介護施設の現場などで、高齢者本人に対して介護を行う人です。一方でケアマネージャーは、実際の介護現場で介護をするのではなく、そのための計画を立てたり、面談をしたり、施設との調整業務など、介護現場でスムーズに介護が行われるように、様々なサポートをする立場です。よって、ご家族や高齢者本人に対してはもちろんのこと、介護施設・公的機関との円滑なコミュニケーション能力も問われます。

資格をとるには?

まず、誰にでも受験資格があるわけではなく、指定された国家資格(介護福祉士や看護師等)や相談援助業務での現場経験が通算で5年以上(且つ900日以上)必要となります。

受験資格が得られたら、「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネージャー試験)」を受けます。これに合格した後、さらに研修を受けて無事に修了した人が、ケアマネージャーとして正式に登録でき、働くことができます。

(※受験資格については、細かい規定がありますので、詳しくはケアマネージャー試験を実施している最寄りの自治体へお問い合わせの上、正式な最新情報をご確認ください)

低い合格率

厚生労働省の合格者数をみますと、令和3年度の合格者は12,662人となり、全体の受験者数の23.3%しか合格していません。平成10年度は合格率が40%を超えていましたので、難易度は年々上がってきているといえます。

出典:厚生労働省 「第24回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」 を元に作成

ケアマネージャーに頼みたいときは

どこで働いている?

多くのケアマネージャーは以下の事業所等に所属し、働いています。

・居宅介護支援事業所
・介護施設
・地域包括支援センター

どうやって探して、依頼をすればいい?

知り合いからケアマネージャーを紹介してもらうというケースもありますが、その場合でも、個人の契約ではなく、事業所を通した契約になります。どこの所属なのかを確かめておく必要があります。

ケアマネージャーの所属している事業所は、公的機関などでリストをもらえます。例えば地域包括支援センターでは、最寄りの居宅介護支援事業所の一覧をもらえますので、その中から選べます。

 リストに名前が多すぎて決められないときは?

介護の公的機関では、ケアマネージャーの評判の良し悪しの情報を教えてもらうことはできません。もらえるのは、あくまでリストだけです。しかし、数が多すぎると、一体何を基準に選べばいいのかがわかりませんよね。その時は、以下のような方法があります。

 ・自宅からなるべく近い居宅介護支援事業所に絞って検討する
 ・知人などから、口コミ情報を集めたり、紹介してもらう
 ・病院などで相談しながら情報を得る
 ・デイサービスや訪問介護ステーションに、併設されている居宅介護支援事業所を候補にする

もしも、こんなケアマネージャーだったら、要注意!

全国には、仕事熱心で、高齢者想いの素晴らしいケアマネージャーがたくさん活躍をしています。一方で、もしも次のような方と出会ってしまったら、要注意です。

・話を真剣に聞いてくれない
・質問をしてもすぐに答えてくれない
・連絡をしてもつながりにくい
・説明がわかりにくい

このように、コミュニケーション能力が乏しい場合や、知識不足などにより、違和感を感じた場合は、早い段階で別の人へ依頼をする方が良いでしょう。ケアマネージャーとは長いお付き合いになりますので、ずっと我慢をしていたら、後々人間関係で悩むことになります。

ケアマネージャーと相性が良いかどうか、というのは人によって異なります。他人が良いと言っているからといって、自分もそう感じるとは限りませんし、その逆パターンもあります。必ず自分の目で確かめるようにしましょう。

例えば、普段から外部との交流が多い生活をしていて、密な人間関係に慣れている人にとっては、スピード感のある対応をされると、やや冷たいと感じる人もいます。

一方で、深く他人に介入されることに慣れていない人にとっては、必要以上に色々と聞かれたり、親しみのある対応をされると、逆に、やや不快に感じる場合もあります。そのような人にとっては、さっさと事務処理をすすめてもらいたいと思っている人もいます。

このように、どちらの対応が良い悪いではなく、個人によって物事の捉え方は様々である、ということです。よって、高齢者本人や家族との相性がどうなのか、という視点でも、検討するべきです。

まとめ

ケアマネージャーとの付き合いは、介護保険サービスを利用する前の段階から始まり、その後もずっと長く続いていきます。選ぶ際には、基本的な業務能力はもちろんのこと、人柄や相性なども総合的に確かめながら決めるようにしたいものですね。

あなたと高齢者にとって、最適なケアマネージャーと出会えることを願っています。

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