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ちよのひとりごと~・徒然日記・~ #3

目次

『傾聴なんてくそくらえ』アグレッシブなタイトルですが。

介護ってかっこいいイメージない。

じゃぁどんなイメージ?

優しい?
下のお世話?
お話し相手?
ご飯を食べさす?
誰でも出来る?

思い浮かぶのはただの介助。

じゃぁ介護ってなに?
介護と介助の違いって何?

答えられる介護スタッフはなかなかいない。

介助業務に追われて、話を聞くことが出来ない現状。

そこで求められた傾聴ボランティア。

誰でもできます。高齢者でも出来ます。
一時期、地域誌にもボランティア求人が載ってた。

でも今減っちゃったね。

じゃぁ傾聴ってどんなイメージ?

前のめりに、あなたのお話聴いてますよという姿勢で聴く会話の手法。

傾聴は14の心という人もいる。

これがすごいんだ。

  • 受容の心
  • 共感の心
  • 肯定する心
  • 理解しようとする心
  • 信頼する心
  • ゆったりした心
  • 関心を持つ心
  • 先入観のない心
  • 優しい心
  • 謙虚な心
  • 好意的な心
  • 誠実な心
  • 対等な心
  • 感謝の心

はふ~お腹いっぱいだ。

もちろん、話を聞いて欲しい人もいる。

だけど、会話をしたいんだよ。

傾聴ならロボットでもできる。

でも虚しいよね。

じゃぁ距離感のある、たまに来るボランティアの人に話すのってどうなの?

「うんうん、そうなんですねぇ。」

キャッチボールにはならない感じ。

キャッチボールって強い球投げれることよりも

難しい球取れた時の方が嬉しいんだよ。

緩急あるから楽しいんだよ。

優しいとか、傾聴とかそんな保守的なこと言ってないでさ。

キャバクラのねぇちゃんみたいな人だったり

太鼓持ち芸人みたいな軽快な人だったり

そんな人のが人気だったりして。

傾聴ってのはさ自分らで自分の首を絞めてるんだと思う。

介護ってほんとはかっこいい仕事なんだよ。

自分らでかっこよくない

我慢ばっかりの

自分の思考を活かせない

優しいだけの介護業界

を作り上げちゃってるんだ。

時代背景を知って、生活歴を考え、後遺症等の障害を知り、補足となって技術を提供したり、自立とQOL向上を考え

ながら、支援していく。

失語症の方が答えられない質問をする介護士。

失語症ってさ、ただ言えないだけじゃないんだ。

聞いても意味がわからなかったり、単語を組み立てられなかったり、言いたい言葉が、考えてた言葉じゃないのを発することもあるだよ。

失語症ひとつでも分かってない介護士もいるんだ。

でもね、教えられもしないし。

1回教わっても忘れるし。

教育が行き届いてないんだ。

傾聴、傾聴って言うならさ、もっと他の大切なこと教えていこうよ。

とりあえず傾聴って言っとけば良いみたいになってないかな。

だって、傾聴の14の心なんてもう2つくらいしか覚えてないでしょ?

傾聴して笑かすことなんて出来ないんだ。
だけどさ、ホンモノの介護士は失語症の人でも笑かすことできるんだよ。

#1分コラム #福祉 #傾聴 #介護はかっこいい #科学的な介護 #耐え忍ぶ職業ではない

ライタープロフィール 

新開 千世(しんかい ちよ)

千葉県流山市内の介護の専門学校で介護福祉士取得。その後働きながら同市内の看護学校にて看護師を取得。病院勤務、老人ホームや老人保健施設勤務、介護事業所で管理職を経たのち、障がい者グループホームを立ち上げる。都内、千葉県内のグループホームに開設から運営、実地指導対策のアドバイスを行う。現在は一般社団法人エイジレスライフ協会にて理事として、また現場では看護師・サービス管理責任者として従事。実務者研修講師(介護過程Ⅲ、医療的ケア)として活動中。

今後はケアマネ、相談支援専門員、終活ガイド士上級の知識を活かし、産業ケアマネとして、企業に参入し保険外での介護離職や8050問題について取り組む予定。また、医療からソーシャルコミュニティの包括的な視点で後見人活動をし、親亡き後も安心して今まで通りの生き方ができるよう支援していきたいと考えている。

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